2021年12月15日 18:58 | 無料公開
厚労省は15日、アスベスト(石綿)が原因の疾患で2020年度に労災認定された人や、特別遺族給付金の対象となった人が働いていた全国の910事業所の名称や所在地、作業状況などを公表した。ホームページで閲覧できる。このうち新たに公表対象となったのは668事業所。
石綿による肺がんや中皮腫などは、発症まで数十年の長い潜伏期間がある。厚労省は該当事業所の勤務経験者や周辺住民に健康状態の確認を促すため、毎年、事業所名を公表している。
20年度の石綿関連疾患の労災認定は1060件。労災の時効5年を超えた場合の石綿救済法に基づく特別遺族給付金の支給決定は20件だった。







