安楽死「安易に認めないで」 ネットの意見に危機感 ALS女性嘱託殺人で訴え 患者で医師・太田守武さん(八千代市)

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者の依頼を受け、薬剤を投与して殺害したとして、医師2人が京都府警に嘱託殺人の疑いで逮捕された事件。インターネット上には安楽死の法制化を求める声や「死ぬ選択を認めて」という反応もあった。自身もALS患者で、医師として難病を患う人の相談を受けてきた太田守武さん(49)=八千代市=は、ネット上の意見に危機感を持ち「安楽死は重度障害が社会に受け入れられていないことで生じる概念だと思う。一番危険なのは安易に安楽死を認めること」と訴える。

(報道部・渡辺翔太)

 太田さんは症状が現れてから3年後の201 ・・・

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