53年ぶりに有人月周回飛行 米とカナダの4人、史上最遠へ

ケネディ宇宙センターから巨大ロケット「スペース・ローンチ・システム」で打ち上げられた宇宙船「オリオン」=1日、フロリダ州ケープカナベラル(ロイター=共同)

 【ケープカナベラル共同】米航空宇宙局(NASA)は1日午後(日本時間2日午前)、米国とカナダの宇宙飛行士計4人が乗った宇宙船「オリオン」を、南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから巨大ロケット「スペース・ローンチ・システム」で打ち上げた。米主導の国際月探査「アルテミス計画」の一環。アポロ計画から53年ぶりの有人月周回飛行となる。

 月の裏側上空まで到達し、1970年のアポロ13号が打ち立てた人類最遠の飛行記録(地球から約40万キロ)を塗り替える見通しだ。今回は月面着陸はせず、2028年の実現を目指す。その後も月に人を送り、活動拠点を築く。日米は日本人2人を月面に送ることで合意している。

 乗組員は米国の白人男性ばかりだったアポロ計画と違い、多様性を重視。船長は米国のリード・ワイズマン氏。同じ米国のクリスティーナ・クック氏は女性で、ビクター・グローバー氏は黒人だ。ジェレミー・ハンセン氏はカナダから参加した。

 米国は1968年のアポロ8号で初の有人月周回に成功。69年にはアポロ11号で初の月面着陸を果たした。


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