アワカズサオサムシ 房総の地史の生き証人 成田篤彦 【房総の草木虫魚】(458)

アワカズサオサムシ 丘陵地の林道のU字溝でガの幼虫をとらえる。甲虫目オサムシ科 全長20~23ミリ 房総半島南部の山地に生息 房総半島固有亜種=2009年8月22日、市原市(筆者撮影)
アワカズサオサムシ 丘陵地の林道のU字溝でガの幼虫をとらえる。甲虫目オサムシ科 全長20~23ミリ 房総半島南部の山地に生息 房総半島固有亜種=2009年8月22日、市原市(筆者撮影)
アオオサムシ 小池の崖の周辺をはい回るオサムシ科 全長22~33ミリ =2007年4月10日、木更津市(筆者撮影)
アオオサムシ 小池の崖の周辺をはい回るオサムシ科 全長22~33ミリ =2007年4月10日、木更津市(筆者撮影)

 初夏の房総の里山、サシバがクッピョウ、クッピョウと鳴く。里山は雑木林で覆われ、平坦な場所には野菜や果樹が植えられ、農道沿いの崖下に湧水を溜める小池がある。

 その周辺で小動物や陸上生活をはじめたばかりのサンショウウオの幼体がはい回る。そこを見計らったようにアオオサムシ ・・・

【残り 1198文字】



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