技術職足りず… 千葉県採用増へ本腰 奨学金一部を代理返済 民間に対抗「早期枠」も

技術系県職員の採用枠に対する充足率
技術系県職員の採用枠に対する充足率

 千葉県が本年度から、不足している技術系職種の職員採用に本腰を入れている。これから入庁する職員の奨学金の一部を、県が代わりに返済する制度を始め、民間企業の採用早期化を受けて県の試験にも「早期枠」を新設した。技術系職員にはインフラの維持管理を担う土木職や、子どもたちの成長をサポートする児童福祉司、保育士など、県民の生活を支える仕事が多く含まれる。少子化の進展による若年人口の減少で採用競争が激化する中、学生へのアピールを強めている。

(中田大貴)

 「国や他の自治体、民間との競争で、技術系 ・・・

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