「劇場型回転寿司」強み 米ロスに初の海外店 銚子丸社長・石井憲氏(59) 【新トップに聞く】

インタビューに応じる銚子丸の石井社長=千葉市美浜区
インタビューに応じる銚子丸の石井社長=千葉市美浜区

 首都圏を中心に約90店舗を展開する回転寿司(ずし)チェーン「銚子丸」(千葉市美浜区)。チェーン店ながらも、各店舗に職人が入り、仕入れから調理、提供まで担っているのが最大の特徴だ。インタビューに応じた石井憲社長(59)は「劇場型」の店舗づくりを最大の強みとし、同社は11月に初めてのギネス挑戦に臨む。店舗運営の考え方、人材育成や海外展開への見通しについて聞いた。

(聞き手・粕谷健翔)

 -銚子丸の強みは。

 「技術力と人材力だ。全店舗に在籍する職人が、豊洲市場から仕入れた魚をさばき、握っている。店を『舞台』、来店客を『観客』、従業員を『劇団員』に見立て『劇場型回転寿司』という独自モデルで運営している。省力化や機械化ではなく、職人の技術を磨くことが差別化につながると考えている」

 -顧客とのコミュニケーションは。

 「日常使いのみならず、家族の特別な日など晴れのシーンにも選ばれる傾向がある。『 ・・・

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