中谷順子選 【日報詩壇】

美しき大詰め 浦安 中川洋治

地中での長き年月の後
樹上で旬日を鳴き切る
油蝉のように

火の玉を落とさぬよう
数十秒間火花を放ち切る
線香花火のように

暗黒空間の旅の最後の
ほんの寸秒を輝き切る
流星のように

僕も自分の大詰めを
美しく 生き切りたい

戸惑う ・・・

【残り 1324文字】



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