機長飲酒で日航を厳重注意 社長謝罪「重く受け止め」

国交省からの厳重注意を受け、記者会見する日航の鳥取三津子社長(中央)=10日午前、国交省

 日航国際線の機長が8月、乗務前日に飲酒してハワイ発の3便が遅れた問題で、国土交通省は10日、昨年から繰り返し飲酒事案が発生しており、同社の管理監督が不十分だったなどとして、厳重注意の行政指導とした。国交省で記者会見した鳥取三津子社長は「事態を重く受け止めている。ご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 国交省は厳重注意の文書で、今回のケースは機長の個人的な悪質性があったとする一方、「社員一人一人に安全意識が徹底されていない」として対策強化を求めた。

 日航によると、機長は現地時間8月28日のホノルル発中部行きに乗務する前日、ホテルでビールを3本飲んだ。


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