2025年8月15日 16:57 | 無料公開
プラスチックによる環境汚染を防ぐ条約作りの政府間交渉委員会の全体会合=15日、スイス・ジュネーブ(共同)
【ジュネーブ共同】プラスチックによる環境汚染防止に向けた国際条約作りの政府間交渉委員会は15日、スイスで行われた今回交渉での条文案合意を断念した。焦点だったプラスチックの生産段階からの規制などを巡って溝が埋まらず、2024年内の合意を目指した前回の韓国交渉に続く失敗となる。
交渉委は今月5〜14日の会期を延長し、ルイス・バジャス議長(エクアドル)が示した議長案を基に議論を重ねたが、各国が納得できる妥協点を見いだせなかった。15日早朝に急きょ始まった全体会合では、多くの国が「深い失望」を表明し、交渉の継続を求めた。
生産規制を巡っては、EUや、漂着ごみに悩む島しょ国が国際目標の設定など強い規制を要求。一方、自国経済への影響を懸念するサウジアラビアなどの産油国や米国は廃棄物対策に限るべきだとした。バジャス議長は会期中、生産規制に直接言及する条項を削除した議長案を示して合意を促したが、反発を招いた。







