学歴詐称を指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長は31日の記者会見で、これまで示していた辞職の意向を撤回し、続投する考えを表明した。市長選で掲げた公約の実現を理由に挙げた。市議会は田久保氏に対する辞職勧告決議を全会一致で可決しており、市政の混乱に拍車がかかる可能性がある。
田久保氏は、市の広報誌などで「東洋大卒」と自身のプロフィルを紹介したが、実際には除籍されていた。
市議会は、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)を設置し、広報誌で紹介した経緯などを調べるため職員らへの証人尋問を実施。田久保氏にも出席を要請したが「回答が事実上不可能な内容を含んでいる」などとして拒否し、市職員に示した「卒業証書」とされる文書の提出にも応じていない。
伊東署は28日、報道各社が依頼した市長選の経歴調査票に大学卒業と記入したとされる問題に関し、田久保氏に対する公選法違反容疑の告発状を受理した。
田久保氏は2019年から市議を務め、2期目途中の今年5月に行われた市長選で初当選した。