太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった旧日本陸軍特攻隊員の慰霊祭が3日、鹿児島県南九州市の知覧飛行場跡地で営まれた。参列した遺族ら約700人が命を落とした隊員1036人を追悼し、平和を祈るとともに継承を誓った。
知覧から特攻出撃した伍井芳夫中佐=当時(32)=の次女臼田智子さん(81)=埼玉県桶川市=が遺族代表を務め「残された関係者も高齢化している」と述べた。
式典後の取材に「父が帰った時には抱き締めてくれたのをよく覚えている。時がたつにつれ、寂しく思うようになった」と振り返った。「世代が変わっても特攻の史実が忘れられないよう活動を続ける」と語った。