パレスチナ展示やっと到着 イスラエル規制で遅れか

届いた展示品が公開されたパレスチナのブース=24日午後、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博に出展するパレスチナのブースに、到着が遅れていた展示品が届き、24日公開された。関係者によると、経由するイスラエルの規制で13日の開幕日に間に合わなかった。展示責任者は「ついにパレスチナの声が届いてうれしい」と喜び、来場者に「豊かな文化を感じてもらい、歴史を理解してほしい」と話した。

 展示品は刺しゅうやガラス細工などの工芸品と写真集。当初船便で送る予定だったが、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルの港の使用許可が出ず、空輸に切り替えた。展示責任者のムハンマド・バルカウィ氏によると、空港まで約950の検問所があり時間がかかった。

 展示品はパレスチナを10日に出発し万博会場に22日に到着した。

 一方、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は23日、イスラエルによる輸送規制は「事実ではない」と取材に答えた。

 24日、パレスチナのブースを訪れた群馬県富岡市の会社員北村光さんは公開された展示品を前に「展示を通じて世界平和を発信できたら万博の意義が深まると思う」と話した。


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