ウクライナ、防空兵器が枯渇 米支援鈍化、欧州に期待

ドイツ北部の軍訓練地域でパトリオットの前に並ぶドイツとウクライナの兵士ら=2024年6月(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナの防空兵器が枯渇しつつある。トランプ米政権がウクライナへの軍事支援を一時停止し、ロシアは空爆を激化。迎撃弾の不足に拍車がかかった。米国の支援は再開したものの、今後も鈍化は避けられない。ウクライナは欧州の供与に期待するが、防衛に十分な量を確保するのは難しい情勢だ。

 トランプ政権は2月末の米ウクライナ首脳会談決裂後、防空兵器を含む全ての武器供与を止めた。直後の今月6〜7日、ロシアは約70発のミサイルと約190機の無人機で全土を攻撃。米シンクタンク、戦争研究所は「ロシアはウクライナの防空システムの弾切れを狙った」と分析した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は「防空ミサイルの在庫はかなり厳しい。今後も不足が続くだろう」と危機感を隠さない。

 ウクライナ空軍などによると、同国はロシア軍の極超音速ミサイルを撃墜できる防空システム「パトリオット」を6基程度所有。首都キーウ周辺の重要インフラの防衛には欠かせない。


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