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自衛隊部隊一元指揮の司令部発足 即応力強化、米軍調整も

2025/3/23 15:36 (2025/3/23 16:01更新)
 防衛省 拡大する

防衛省

 陸海空3自衛隊の各部隊を一元的に指揮する防衛省の常設組織「統合作戦司令部」が24日、東京・市谷に約240人態勢で発足。米軍との調整役も務める司令官には南雲憲一郎空将(59)が就任。3自衛隊をまたぐ指揮権限を持つ司令部はこれまでなく、大規模災害や台湾有事といった事態に備え、部隊の即応性を高める狙いがある。

 防衛省によると、部隊運用はかつて3自衛隊それぞれが担っていたが、2006年の統合幕僚監部発足後は制服組トップの統合幕僚長が担当。ただあくまで指揮権を持つ防衛相を補佐する仕組みで、東日本大震災など大規模災害時には統合任務部隊を臨時編成して対応してきた。

 今後は統合作戦司令官が宇宙やサイバーなどの新領域を含む各部隊の状況を平時から把握。有事の際には戦力配分から作戦指揮まで幅広い権限の下、領域横断作戦を展開する。統幕長は防衛相の補佐が中心的な職務となる。

 米軍も在日米軍司令部の権限を強化して「統合軍司令部」に再構成する計画を進めている。