小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害問題を巡り、大阪市は19日、原因物質の混入経路や管理体制に関する調査報告書を公表した。工場で起きたトラブルについて、品質事故として報告する基準がルール化されていなかったと指摘、管理体制の不備を複数挙げた。昨年3月の被害発覚から1年となるのを前に、国に提出した。
厚生労働省は、同社の旧大阪工場で採取した青カビから「プベルル酸」を検出、腎障害の原因だと特定した。市は紅こうじの培養中をはじめ、製造工程で工場に存在した青カビが混入・増殖した可能性に言及。カビが混入した場合の危害が十分認識できていなかったと報告書に盛り込んだ。