JR九州が列車の位置や速度を無線通信で把握する制御システムを導入する方針であることが10日、分かった。点検の省力化や、機器トラブルによる運休を減らす狙いがあり、将来的には線路周辺に設置した信号機の削減も視野に入る。11日に公表する2025年度からの中期経営計画では、鉄道経営の持続性を柱の一つに掲げる方針で、その具体策となる見通し。
導入を目指すのは「無線式列車制御」。従来は線路上の回路を使って列車の位置を把握し、信号機などを介して進行や停止をコントロールしていた。新システムでは、列車が先行列車との距離を無線で感知し、安全な車間距離を確保できるようになる。