ミャンマーの詐欺拠点、移転か 別地域や周辺国に、壊滅困難

ミャンマー東部ミャワディ近郊の詐欺拠点の建物に集められた外国人ら=2月(共同)

 【メソト共同】ミャンマー東部のタイ国境地帯に外国人約1万人を監禁し、特殊詐欺を強制していたとされる中国人犯罪組織が、取り締まりを逃れて大規模な拠点をミャンマーの別地域や周辺国に移した可能性が高いことが6日、タイ治安当局への取材で分かった。内戦により国家の統治が弱まったミャンマーで、特殊詐欺拠点を壊滅する難しさが示された。

 ミャンマー東部ミャワディ周辺には犯罪組織の拠点が点在。特殊詐欺の被害に苦しむ中国とタイ両政府の圧力を受け、地域を支配する少数民族武装勢力「国境警備隊(BGF)」が詐欺拠点を捜索し外国人約7千人を保護した。BGF幹部は取材に「拠点は閉鎖に追い込み特殊詐欺活動は停止した」と主張する。

 だがタイ治安当局によると、中国人犯罪組織はミャワディ周辺にあった拠点の多くを、約200キロ南方のパヤトンスや、最大都市ヤンゴンなどに移転した。またタイメディアによると、犯罪組織の一部がタイを横断し、カンボジア北西部ポイペトに拠点を移す動きが確認された。


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