米、ウクライナ軍事支援一時停止 全ての軍事装備輸送

トランプ米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領の会談=2月28日、ワシントンのホワイトハウス(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米政府当局者は3日、ウクライナへの全ての軍事支援を停止したと明らかにした。トランプ大統領はウクライナに対し、ロシアとの早期の戦争終結に向けた和平交渉に取り組むよう求めており、2月28日の首脳会談で決裂したゼレンスキー大統領に圧力をかける狙い。米国の武器はウクライナ軍の柱で、戦局に大きな影響を与える可能性がある。

 米政権高官はFOXニュースに「恒久的な援助打ち切りではなく、停止だ」と述べ、支援停止はウクライナが和平交渉参加への誠意を示すまで続くと説明した。戦後のウクライナの安全の保証を確約しないトランプ氏に不満を示し、交渉に消極的なゼレンスキー氏に妥協を迫る構えだが、先行きは不透明だ。

 ブルームバーグ通信によると、対象はウクライナに未搬入の装備品で、ポーランドで保管中のものも含む。

 一方、トランプ氏は3日、ゼレンスキー氏との会談で合意する予定だったウクライナの鉱物資源の共同開発に関する合意に関し「すばらしい取引だ」と述べ、引き続き交渉する考えを示唆した。


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