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英語を米国の公用語へ 大統領令計画と報道

2025/3/1 3:59 (2025/3/1 5:00更新)
 トランプ米大統領(ロイター=共同) 拡大する

トランプ米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は2月28日、トランプ大統領が米国の公用語を英語とする大統領令に署名する計画だと報じた。多民族国家の米国では、英語以外にも多くの言語が使われている。30州以上が英語を州の公用語にしているが、連邦政府が指定するのは初めてになる。

 米国は1776年の建国以来、250年近く公用語を定めていなかった。トランプ氏には、英語を話さない不法移民に対して反感を持つ保守派に配慮する狙いがあるとみられる。非英語話者への言語支援が後退する恐れがあり、波紋を広げそうだ。

 大統領令の要旨によると、英語を国家の公用語にすることで国民の結束を促し、政府の効率性を上げる目的。連邦政府の文書は英語以外の言語使用も認めるとしているが、政府機関で非英語話者を対象にした言語支援を義務付けたクリントン元大統領の大統領令は撤回する。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、国民が家庭で話す言語は78%以上が英語だが、数百万人がスペイン語や中国語などを使っている。