【イスタンブール共同】トルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)指導者のオジャラン受刑者は27日、PKKに武装解除と解散を要求し、トルコ政府に対して40年以上続けてきた武装闘争の終結を呼びかける声明を発表した。指導部が応じればエルドアン政権との緊張緩和に向けた転換点となるが、10年前の同趣旨の呼びかけは失敗しており実効性は不明。
声明は政治的な「環境が整った」として、政治システムを通じた民主主義の実現を訴えた。PKKに近いクルド人系野党、人民平等民主党(DEM)議員らが記者会見して発表した。
昨年10月、与党の極右政党党首がPKKの解散を条件として、オジャラン受刑者の仮釈放の可能性に言及。これを受け、DEM議員らが昨年12月以降に3度、同受刑者に接見して調整していた。
ロイター通信によると、シリア北東部を実効支配するクルド人勢力主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」司令官は「われわれとは関係ない」と述べ、解散に否定的な姿勢を示した。