【ロンドン共同】新国立劇場バレエ団が7月にロンドンの名門歌劇場ロイヤル・オペラ・ハウスで公演するのを前に、舞踊芸術監督の吉田都さん(59)が22日、ロンドンで一部メディアの取材に応じ「繊細な表現を大切にした、日本人ならではのバレエを見てもらいたい」と抱負を語った。新国立劇場が海外で公演を主催するのは初めて。
吉田さんはロイヤル・オペラ・ハウスを拠点とする英国のロイヤルバレエ団で最高位のプリンシパルとして活躍した。2010年の退団後はフリーで活動し、19年に引退、20年から新国立劇場の舞踊芸術監督を務める。
ロンドンでは、自身が22年に初めて演出を手がけた「ジゼル」を上演する。吉田さんは、新国立劇場のダンサーが誇る「コールドバレエ(群舞)」が見せ場の一つと説明。「日本人は感情をあらわにしないが、大げさな表現でなく、繊細さを伝えたい。他とは違う、日本人が演じるジゼルを見てほしい」と意気込んだ。
また「自分が踊っていた舞台を日本のダンサーたちにも経験してほしい」と強調した。