雪が降り積もる中、20回目の「竹島の日」式典が開かれた松江市の会場付近は22日、右翼団体の街宣車が列を成して巡回するなど、物々しい雰囲気に包まれた。交通誘導する警察官に怒号を飛ばす場面もあり、普段は静かな街に緊張感が漂った。
式典では、今井絵理子内閣府政務官があいさつする際、聴衆から「大臣はどうした」「島根県は20年頑張ってんだよ」とやじが飛んだ。今井氏は反応せず、淡々と演説を終えた。
式典に出席した島根県隠岐の島町の浜田ヨシ子さん(80)は、竹島の現状に「兵隊はいらない。緑豊かで、アシカの生息していた頃に戻してほしい」と語った。隠岐の島町議の一人は「20回目なのでやはり大臣に来てほしかった」と漏らした。
島根県警によると、岡山県警の応援を含め約620人で警備に当たった。目立ったトラブルはなかったとしている。