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青森の仁王像、修理終え帰還 運慶の流れくむ京仏師制作と判明

2023/4/10 19:20 (2023/4/10 20:12更新)
 解体修理を終えた仁王像の阿形像=5日、青森県弘前市の最勝院 拡大する

解体修理を終えた仁王像の阿形像=5日、青森県弘前市の最勝院

 青森県弘前市の最勝院が所蔵する江戸時代の仁王像2体が東京での解体修理を終え、約3年半ぶりに帰還した。像内部で見つかった墨書から、鎌倉時代に活躍した仏師運慶の流れをくむ京都の仏師が制作したことが新たに分かり、制作年代も17世紀半ばと特定された。10日から5月5日まで一般向けに特別公開されている。

 高さ277センチの阿形像と275センチの吽形像。劣化が進み、19年秋から全身の解体修理をしていた。

 吽形像の内部で見つかった墨書には「承応二年 七条大仏師流右近作」と書かれていた。京都の「七条仏所」の仏師が1653年に制作したことを示しており、七条仏所は運慶の流れをくむ工房という。