市橋被告二審も殺意否認 判決は来月11日 英国人女性殺害遺棄

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 市川市のマンションで2007年3月、ベランダの浴槽から英国人の語学学校講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、一審千葉地裁判決で強姦(ごうかん)と殺人、死体遺棄罪が認定され無期懲役とされた住所不定、無職、市橋達也被告(33)の控訴審初公判が15日、東京高裁(飯田喜信裁判長)であり、市橋被告はあらためて殺意を否認、検察側は控訴棄却を求め即日結審した。判決は来月11日。

 解剖医の証言から「明確な殺意」を認定した一審判決に対し、弁護側は「首を圧迫する認識はなく、犯行は偶然的」と指摘。強姦時の暴行の事実誤認や量刑不当を訴え、懲役20~30年の有期刑が相当とした。これに対し検察側は「いずれも理由がなく一審の判断は正当」とした。

 公判ではリンゼイさん遺族の意見陳述書が朗読された。その中で父のウィリアムさん(59)らは「正義との戦いが終わり安堵(あんど)したが、間違っていた」と控訴した市橋被告に怒りをあらわにした。