汚染焼却灰撤去訴訟 千葉県側が搬出状況を報告

  • LINEで送る

 原発事故による放射性物質で汚染された焼却灰が千葉県の手賀沼終末処理場(我孫子、印西両市)内の施設に一時保管されている問題で、施設は安全性を欠き健康を害する恐れがあるとして、両市の住民32人が県に焼却灰の撤去を求めた訴訟の第6回口頭弁論が20日、地裁松戸支部(八木貴美子裁判長)で開かれた。

 弁論では県側が「保管期限の3月末までに、すべての焼却灰の持ち帰りが完了する見込み」と搬出状況を報告。原告側は「完了後、現地に行って直接確認させてほしい」と求めた。

 また、施設自体の撤去について原告側は「原状復帰を条件に一時保管を受け入れたのだから、撤去は当然」と主張。県側は後日、書面で回答するとした。

 原告代理人の及川智志弁護士は「原状復帰は県がした約束なのだから、きちんと守ってもらわないと住民は納得しない」と話した。