発覚1カ月、身元分からず 看板設置、情報提供求める 御宿の人骨事件 千葉県警

人骨に関する情報提供を呼び掛ける立て看板=9日午前10時半ごろ、JR御宿駅前
人骨に関する情報提供を呼び掛ける立て看板=9日午前10時半ごろ、JR御宿駅前

 御宿町の住宅街に置かれた段ボール箱から人骨が見つかった死体遺棄事件は、発覚から1カ月以上が経過したが、依然人骨の身元が分かっていない。人骨は身長が160センチ未満の高齢男性とみられる。千葉県警は9日、JR御宿駅前など2カ所に、情報提供を呼び掛ける立て看板を設置した。

 同事件は御宿町須賀のマンション前で5月6日朝、段ボール箱2個が見つかり、一方には頭蓋骨などが、もう一方には胴体部などの骨がともに半透明の衣装ケースに入れられていた。

 県警によると、人骨は一体分とされ、60歳以上で身長160センチ未満の男性とみられている。死後数カ月から数年が経過していた。段ボール箱は目撃証言から6日午前1時半~同5時半の間に置かれたらしい。

 段ボール箱2個の中には、タオルなどでくるまれた人骨の間を埋めるように古新聞が詰まっていた。古新聞は2008年8月の同じ日に発行された経済紙と大手紙。大手紙は江東区や足立区など東京都東部に配られた新聞で、経済紙も東京都内用の新聞だった。

 また、段ボール箱内から見つかった肌着とパンツについても、ともに量産品の上、損傷と変色が激しかった。男性用の銀色腕時計も身元特定に結びついていない。これまでに不審車両の目撃や行方不明者関連など計8件の情報が寄せられたが、有力な情報はないという。

 立て看板は御宿駅前と発見現場近くの交差点に設置。「高齢男性小柄」と特徴を記載し「ささいなことでも何でも結構です。情報をお寄せください」と求めている。

 情報提供先はいすみ署、電話0470(62)0110。


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