計画決定から48年…来月28日ついに開通 松戸「関さんの森」脇道路

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9月28日に開通することが決まった市道。左側が関さんの森=松戸市幸谷
9月28日に開通することが決まった市道。左側が関さんの森=松戸市幸谷

 松戸市は27日、豊かな自然が残る市民の憩いのスポット「関さんの森」(同市幸谷)の脇を通る新設市道と都市計画道路3・3・7号「幸谷-二ツ木」間が9月28日に開通すると発表した。1964年に都市計画決定がなされてから48年。長年にわたる自然保護や環境美化運動の経緯を踏まえ、同森の地権者の関美智子さん(76)は「皆さんがいい気持ちで道路を通れるような環境づくりを市と一緒に進めていきたい」と話している。

 関さんの森をめぐっては関さんや市民グループが、環境保護などの観点から市の道路建設の在り方を問題視。2008年7月に市が土地収用法に基づく手続きを開始すると発表し市職員らが立ち入り調査を実施する中で、市民らによる反対運動も激化。市民グループが市に別ルートによる道路建設案を提出するなどし協議が難航した。

 09年2月に森林部分から遠ざかるように道路をカーブさせるルートを市が提示し基本合意。樹齢約200年のケンポナシの巨木を移植するなどした後に道路工事が進められた。市道づくり課では「開通によって国道6号線と結ばれ、周辺道路の混雑緩和や緊急車両の通過時間短縮などが図れる」としている。