女性社員引っ張るトップランナー JR東日本千葉支社初の女性駅長 幕張本郷駅・二瓶順子さん

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JR東日本千葉支社で初めて女性駅長に就任した二瓶順子さん=幕張本郷駅
JR東日本千葉支社で初めて女性駅長に就任した二瓶順子さん=幕張本郷駅

 「女性ならではの気配り、サービスができる駅長になりたい」。6月22日付でJR東日本千葉支社で初の女性駅長(総武線・幕張本郷駅)に就任した二瓶順子さん(38)。近年増えてきた女性社員のリーダー格として、新たな仕事に高い意識で取り組んでいる。

 山武市出身で東金商高を卒業後の1992年、女性を対象にした旅行業採用試験の2期生として入社。「旅行が好きで、接客業にも興味があった。中でもJRは鉄道というハードを持っているのが魅力だった」。びゅうプラザでの接客から始まり、営業部に移ってからは旅行の企画、宣伝などに携わる。千葉県の観光開発を目指し、行政や観光協会などとの折衝も経験してきた。

 今は仕事をしながら勉強する毎日。専門用語の多さに戸惑いながらも、「旅客の安全を守るのが第一。マニュアルを覚えても、実際に経験を積まなければ、的確な指示を出せない」と意欲を見せる。

 同駅は二瓶さんが赴任するまでは全員男性の職場だった。施設をきれいに保つため、率先してゴミ拾いなどを行い、少しでも自分の色を出そうと努力を怠らない。

◆助役昇格も第一号
 JRは国鉄から移行した後に、女性社員を採用するようになった。現在は運転士、車掌、駅員まで女性は珍しくなくなったが、同性の先輩がほとんどいなかった二瓶さんは、常に女性の先頭を走り、後続に道をつけるつらい役割を担っている。助役になったのも第一号で、「いろいろやらせていただいているが、いつも『一人ぼっち』を感じてきた。愚痴が出ないように心掛けている」と苦笑する。

 それだけに「女性社員から一人でも多く管理職が出てきてほしい」と切望。時短制度など女性が働きやすい環境は整ってきたが、「実際に制度を利用するとなるとまだまだ。小さい子どもがいると、腰がひける女性が多い。女性が活躍できる職場をつくりたい」と話す。これまで同様にけん引役を務める覚悟だ。