成田空港にAI搭乗橋 機内待ち短縮へ1日から試験導入 航空機と自動接続

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JAL機と接続する自動装着機能付き搭乗橋=27日、成田空港第2ターミナル64番スポット
JAL機と接続する自動装着機能付き搭乗橋=27日、成田空港第2ターミナル64番スポット
JAL機と接続する自動装着機能付き搭乗橋=27日、成田空港第2ターミナル64番スポット
JAL機と接続する自動装着機能付き搭乗橋=27日、成田空港第2ターミナル64番スポット

 成田空港で初となるAI(人工知能)を活用した航空機のドアへの自動装着機能付きの搭乗橋が27日、第2ターミナル64番スポットで報道陣に公開された。AIと画像認識技術で航空機のドアを認識してターミナルと航空機を正確に接続するとともに、装着のやり直しなどがなくなることで乗客の機内待ち時間の短縮も期待される。4月1日から試験導入される。

 成田国際空港会社(NAA)によると、AI搭乗橋は、従来の資格を持つオペレーターによるレバーでの操作とは異なり、画像認識技術により航空機のドアを認識し、ボタン操作一つでドアの10センチ手前まで自動で移動する。航空機の駐機位置がずれた場合や、悪天候などで環境が変わった場合も、蓄積された画像データをもとにAIが画像判定を行い、ドアの位置を特定して装着する。

 技術的には完全装着も可能だが、安全性を担保するため、航空機の10センチ手前で停止し、マニュアル操作に切り替える。手動では条件により180秒以上の装着時間がかかっていたものが、新技術により約90秒での装着が可能となり、装着のやり直しがなくなることで乗客の機内待ち時間が減少するという。

 この日は日本航空のB767-300型機を使用。オペレーターが搭乗橋内の操作盤のボタンを押すと、搭乗橋は航空機を認識して自動で動きだし、航空機の手前10センチでぴったりと停止した。

 成田空港では第2ターミナルの8スポットを順次更新する計画で、今回の試験導入はその一環。NAAでは64番スポットで昨年8月から画像データを蓄積。試験導入は9月ごろまでを予定し、機能の有効性の検証などを経て、早ければ10月以降にも本格導入される。

 搭乗橋はターミナルビルから航空機へ搭乗する際に使用する可動式の通路。