「ポケストップ」大幅削除 “平穏”戻り歓迎の声 プレーヤーからは困惑も 千葉ポートパーク

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 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の利用者によるごみの散乱や違法駐車が問題となっていた千葉ポートパーク(千葉市中央区中央港1)で、ゲームアイテムを入手できる「ポケストップ」が大幅に削除された。一時期はポケモンを探し回る人々であふれたポートタワー前広場も“平穏”を取り戻しつつある中、一部のプレーヤーからは困惑の声が上がっている。

 同パークを管轄する県千葉港湾事務所は8月、同ゲームによる問題を受け、開発を主導した米ナイアンティック社へパーク内のポケストップ削除を要請。今月4日夕になって、パーク内にあった13カ所のうち10カ所が削除されたことを確認した。

 ポケストップ4カ所が集中し多くのプレーヤーであふれていた広場は、1カ所だけになった。削除後は、近隣住民がランニングや犬の散歩をする憩いの場としての本来の姿を取り戻した。

 千葉ポートタワーによると、多い時は一日千人以上訪れていた広場前のプレーヤーが200人程度に激減。ごみは少なくなり、駐車場も以前の状態に戻った。斉藤久芳館長は「少なくなった直後は寂しい気もしたが、タワーの有料入館者数が回復し、クレームも減った。通常の来園者とプレーヤーの調和が取れた状態になっているのでは」と分析した。

 ポケストップ削除に、犬の散歩に訪れた70代女性は「以前までよく散歩に来ていたけれど、ここ2~3カ月は駐車場がいっぱいで行けなかった。また散歩ができる」と歓迎。施設内を周遊する「パークトレイン」の運行担当者は「純粋に公園を楽しみたい人が戻ってきたのでいい傾向だと思う」と語った。

 一方、プレーヤーからは困惑の声も。週に3回程度ポケモンを探していた会社員の50代男性は「移動せずにポケモンとボールが取れるいい場所だった。復活してほしい」とつぶやいた。

 同事務所は「家族連れで散歩に訪れる人も増え、とりあえず元の状態に戻った。効果はあった」。特に問題も発生していないことから、残り3カ所の削除依頼については考えていないという。