千葉市長、市教委の対応支持 プール水流失事故「教諭らの弁済希望尊重」

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 千葉市中央区の市立小学校で昨年夏あったプール水の大量流失事故で、損失額約438万円の全額を現場の教諭らの自己弁済という形で決着させた市教委の対応を疑問視する声がネット上などで相次いだことについて、熊谷俊人市長は9日、「市教委が当事者としっかり話し合いをした上での結論。尊重したい」とし、市教委の対応を支持した。

 熊谷市長は「(自己弁済は)当事者の強い希望なので尊重するしかない」と説明した。「労使間では力関係の差があり、(自己弁済が)教員の自由な意思だったかどうか疑問もある」との記者の質問に対しては、「弁護士も間に入れて話し合っており、組織の一員だから強制的に弁済させられた、ということではないことは確認している」と述べた。

 該当校では、20代の男性教諭が昨年7月、プールの給水口の栓を開けたまま閉め忘れ、18日間にわたり水を流失させた。市教委は法律相談や類似事例の調査などを通じ弁済方法を検討していたが、校長、教頭、ミスをした教諭の3人から弁済したいと申し出があったため受け入れた。

 この対応についてネット上では「業務上のミスによる損害を個人に弁済させるべきなのか」「ブラック企業と対応が同じ」などと異論が噴出していた。