“銚子人”に会いに来て 旅のガイドブック発行 地元出身の30代が企画

「銚子人」制作の中心メンバー。藤本健二さん、大川武輝さん、小足雄高さん、力武さん(左から)
「銚子人」制作の中心メンバー。藤本健二さん、大川武輝さん、小足雄高さん、力武さん(左から)

 人々との出会いや交流をコンセプトにした旅のガイドブック「銚子人(ちょうしじん)」=B6判カラー・112ページ、税込み864円=が出版された。ふるさとに元気を取り戻そうと、銚子市出身の30代男女4人が中心となって企画し、2年かけて完成させた。銚子に暮らす個性的な人たちや団体50組を紹介しており、笑顔いっぱいの“銚子人”を通して銚子の魅力を伝える一冊になっている。

 2013年4月、市川市の会社員、力武若葉さん(33)が同様の「福井人」を制作した友人に触発され、地元を舞台にした「銚子人」の企画をインターネット上で呼び掛けた。都内などで働く銚子出身者2人と銚子市役所職員1人がすぐに反応し、4人が集まった。「昔と比べて銚子に元気がない。帰ってくるたびに店がつぶれている。どうにか盛り上げられないか」。皆が同じ思いだった。

 出版に必要な費用をネットなどで募り497万円を集め、地元の人たちとワークショップを開いて本で紹介したい人々を選んだ。大漁旗職人の親子やキンメ船団、国内唯一の手作り風船工場を営む夫婦、ユニークな観光ガイド人などを掲載。キンメダイを持った漁師が描かれた表紙絵は、市内でホテルを経営しながら芸術活動をしている男性が手掛けた。

 「銚子人」について力武さんは「写真もきれいで満足いく内容。制作を通じて面白い人たちと話せて、自分とは違う暮らし方を知ることができて楽しかった。銚子の人にも“こんな人がいるのか”と地元を知るきっかけにしてほしい」と話している。

 同ガイドブックは、地域の人々を応援し観光を盛り上げて地域活性化を目指そうと各地で作られており、「銚子人」で5冊目。特集地域に住む人や縁がある人たちが本の制作に携わっている。


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