伝統野菜「土気からし菜」を発掘 300年前から栽培 商品化、キャラ制作しPR 千葉市

  • LINEで送る

 千葉市は土気地区(千葉市緑区)で長年栽培されているカラシナの在来種「土気からし菜」のブランド化を進めている。市職員がマスコットキャラクター「とけからちゃん」をデザインし、カラシナの漬け物を商品化。漬物にはキャラクターのシールを貼り、県内各地の店舗で販売を開始した。

 土気からし菜は土気城跡周辺の集落で、各農家が300年以上前から自家採種で栽培を続けてきた在来種。下総台地の中では比較的標高が高く、寒暖の差が激しい土気の風土が独特の辛み、風味を醸し出している。ただ、これまではほとんどが自家消費されており、一般に知られることはなかった。

 市内では「目立った『特産品』が少ない」(市農政課)ことが課題となっており、“千葉市ブランド”を確立しようと、市農政部の職員が地域の生産者に聞き込みを実施。土気からし菜を見つけ出した。

 キャラクターは、市農政部若手職員で構成する検討会でデザインした。カラシナを現代に伝える妖精をイメージ。土気のカラシナを“土気から”届ける、という意味も込められている。

 漬物は、市地方卸売市場(美浜区)に入居する千代田漬物が買い取り製造。キャラクターのシールを貼って、同社の販売網で販売する。

 5日には亥鼻公園(中央区)で、千葉城さくら祭りに合わせた試食を実施。これまでも土気からし菜の浅漬けを販売してきた地元の直売所「旬菜とけ」が、漬物を使用した太巻きずしを100食作り、市民に振る舞う。市農政課は「今後、消費とともに地元での生産が増えれば」と期待を込める。

 漬物は千葉三越(中央区)、県内のトップマート、マルエイ、スーパーガッツで販売する。材料が無くなり次第、販売終了。さくら祭りでの試食は荒天中止。問い合わせは同課、電話043(245)5758。