逆刃刀など751点 白井市文化財に 牧士川上家資料を指定

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 白井市は、刀と峰が逆の小刀「逆刃刀(さかばとう)をはじめ、古文書など「牧士(もくし)川上家資料」751点を新たに市指定文化財とした。同小刀など刀剣類の一部は同市郷土資料館で展示中。

 追加指定したのは同小刀を含む刀剣類、江戸~明治時代に描かれた屋敷図といった古文書など。いずれも江戸時代、馬を放牧した牧(まき)の管理役職「牧士」を務めた市内旧家が所蔵。刀剣4点は同館に寄贈された。

 「人気漫画『るろうに剣心』に登場する架空の日本刀」とされた逆刃刀。今回指定した小刀は県審査で「日本刀の製法にのっとっていない」とされたが、「前例がなく珍しい」(同館)として注目を集めている。

 730点もの古文書のうち、1886(明治19)年に描かれた屋敷図は色付きで、家の建て替え時に方位を占って間取りを検討したと考えられるという。この他、直径約1センチの鉄製の輪をつなぎ合わせて作られた幕末期の護身具「鎖帷子(くさりかたびら)」、初代白井村長の肖像画も。今回で市指定文化財となった「牧士川上家資料」は計1万4816点に上る。