京葉線-りんかい線 直通、実現なるか 千葉市、沿線他市と協議会設置へ 利便性向上目指す

  • LINEで送る

 JR京葉線と新木場駅で接続する東京臨海高速鉄道(りんかい線)の相互直通運転を目指し、千葉市は、浦安市など京葉線沿線自治体と協議会を設置する方針を明らかにした。市は2月議会に提案している新年度当初予算案に、直通運転の調査費を計上。協議会の他自治体とも連携して調査を行い、結果を踏まえてJR東日本など関連鉄道会社と協議する考え。

 首都圏の各鉄道会社間では混雑緩和やアクセス向上のため、相互直通運転する路線が増えている。京葉線とりんかい線は新木場駅で線路がつながっているものの、イベントなどの貸し切り列車を除き、直通運転は行っていない。JRとりんかい線で運賃体系が異なるため、埼京線からりんかい線、京葉線に乗り入れた場合、適正な運賃徴収が難しいという課題がある。

 市交通政策課によると、市や沿線自治体などは今年1月、直通運転実現に向けた勉強会を開いた。市は今後、浦安市など賛同する関係自治体とともに協議会を設置。連携して、新木場駅や東京駅での乗り継ぎ実態を調査する。人の動きから交通実態を把握するパーソントリップ調査のデータから、路線別利用者数の将来需要予測も行う。調査結果を踏まえ、鉄道会社など関係機関と本格的な協議を行う方針。

 実現すれば、幕張新都心(美浜区)や東京ディズニーランド(浦安市)などの京葉線沿線エリアと、新宿や渋谷など山手線西側とのアクセスが向上する。

 熊谷俊人市長は昨年12月の市議会で、2016年度をめどに、別運賃を徴収する「ホームライナー号」による試行運行を目指す考えを示していた。同課は「ホームライナー号の試験運行はあくまで市側のアイデアで、JRの意向はまだ確認していない」とした上で「最終的には特別電車だけでなく、普通電車が直通でつながることを目指したい」としている。