「市民に愛される市に」 松戸新船橋市長が初登庁 高齢者や広報施策に力

市役所に初登庁し、大勢の職員に出迎えられる松戸市長=19日、船橋市湊町2
市役所に初登庁し、大勢の職員に出迎えられる松戸市長=19日、船橋市湊町2

 6月の船橋市長選で初当選した前副市長の松戸徹市長(58)が19日、同市湊町2の市役所に初登庁した。9階市長室の椅子に腰を下ろすと、「責任の重さをひしひしと感じる」と一言。61万都市の新リーダーとして「市民に愛される船橋にしたい」と抱負を語った。

 午前10時からは、約250人の幹部職員に対し「人口は間もなく62万人。政令指定都市を除けば1番大きく、全国のリーダーとなる位置にいる。その市役所にいるという自覚と誇りを持ってほしい」と訓示した。

 松戸市長は記者会見で、まず着手する施策として、高齢者の在宅サポートを充実する「地域包括ケア」の整備を挙げ、「モデル地区がどうできるのか確認したい」と述べた。市長選で公約に掲げた、広報担当の民間経験者採用は「まずは1人、公募して新年度に採用したい」とした。


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