2026年3月11日 05:00 | 有料記事

工場の隅に建てられた石碑と山中社長=旭市萩園

門柱に掲げられた「山中食品」の看板

東日本大震災の発生から11日で15年。津波被害を受けた旭市飯岡地区の老舗米菓メーカー「山中食品」は、復興への道を着実に歩んできた。「工場はフル回転」と山中武夫社長(73)。事務所で書類に目を通している間も、手元のスマートフォンに取引先からの連絡が立て続けに入る。15年の間に再建は軌道に乗ったが、今、新たな試練に直面している。
(伊藤義治)
同社は1963年創業。看板商品「しぐれ揚」や「雷鳥」など、飽きのこない味で幅広い世代に愛される米菓を作り続けてきた。しかし、15年前の3月11日、全てが一変した。海岸通りに面した工場は津波で全壊。敷地内にあった自宅も失った山中社長は「これ ・・・
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