強い警戒心、対策徹底も… <柏レイソルクラスター>

14人の新型コロナウイルス感染が判明した柏
14人の新型コロナウイルス感染が判明した柏

 柏は感染対策を徹底していた。しかし、2日に選手1人がチーム初の陽性判定。4日までにネルシーニョ監督ら計13人の集団感染が明らかになった。

 J1最高齢70歳の指揮官は、リーグ再開前は他クラブとの接触を恐れ対外試合を行わないなど警戒心は人一倍強かった。中断中は「体の準備はすぐにできる。それよりも今は選手とその家族が安心した生活を送ることが、再開後のいいスタートの鍵になる」とチームに呼び掛けるほどだった。

 10月18から28日まで湘南、G大阪、FC東京と敵地3連戦をこなしていた。31日の清水戦は本拠地だったが、最初に感染が分かった選手1人が同日の夜に風邪症状を訴えた。度重なる移動と過密日程。チーム内には疲労で免疫力が低下した者もいたのかもしれない。

 練習は完全非公開、取材対応も全てオンラインとしている柏。「できる限りの対策をしっかりやってきたつもり。それに選手とスタッフも一生懸命従ってくれた認識でいる」と瀧川龍一郎社長。「だからこそ感染経路が追えない。これ以上どこに対策を強化すればいいのか…」と困惑した。

◆瀧川社長「経路断定できず」

 J1柏の瀧川龍一郎社長は4日夜の緊急会見で、チーム状況を語った。

 -感染経路で思い当たる点は。

 「保健所からは(クラブハウス内の)スタッフの部屋が狭いのが考えられる原因だが、断定はできないと言われた」

 -クラブ内の感染防止の評価は。

 「通常考え得る対策は、選手やスタッフもきちんとやってくれていた認識」

 -アカデミーは活動休止にした。

 「行動は分けているが、敷地が同じ。PCR検査の結果もまだ分かっていないので」

 -オルンガはケニアの代表招集に出国できるのか。

 「現時点で情報が入っていない」

 -ネルシーニョ監督の状態は。

 「念を入れて県内で入院しているが、平熱で落ち着いていると聞いている」

 -この事態に瀧川社長の感想は。

 「じくじたる思い。感染者の回復と再発防止に、周りの意見を聞きながら対策していく」
 



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