連敗2で止める ジェフ千葉

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千葉―徳島 前半10分、千葉・増嶋(左から2人目)が先制ゴールを決め喜ぶ=フクアリ
千葉―徳島 前半10分、千葉・増嶋(左から2人目)が先制ゴールを決め喜ぶ=フクアリ

 明治安田J2第40節最終日(4日・フクダ電子アリーナほか=10試合)千葉は徳島に2-0で快勝し連敗を2で止めた。前半10分に増嶋が頭で先制点を決め、後半41分に小島のゴールで加点した。3試合ぶりの白星で勝ち点を51に伸ばした。順位は16のまま。

 松本は東京Vを1-0で退け、勝ち点73で首位に立った。大分は横浜FCに敗れ、同72で2位に後退。町田は福岡に勝ち、同72で3位を守った。栃木に敗れた讃岐はJ3自動降格圏の21位以下が決まった。

千葉21-00徳島
   1-0
▽得点者
【千】増嶋(3)、小島(3)
▽観衆7202人

 【評】千葉が快勝。前半10分に左CKを増嶋が頭で合わせ先制した。全員が体を張って粘り強く守り、後半41分に追加点。左サイドを突破した町田のクロスを増嶋が頭でつなぎ、小島が右足で押し込んだ。攻め手を欠いた徳島は6連敗。

◆増嶋奮迅「仲間のために」

 たまっていた思いを、ピッチで爆発させた。千葉は増嶋が1ゴール1アシストと奮迅し、3試合ぶりに勝利をつかんだ。

 けがにも苦しみ、先発出場は16試合ぶりだった。「メンバーに入れない仲間のためにもやってやりたかったし、刺激を与えたかった」。泥臭く気迫をむき出し、前半10分に先制点を決めた。

 左CKが上がると、ニアサイドへ走った。相手DFの前へ割り込み、豪快なヘディング弾。「ベンチも喜んでくれたのが良かった」と白い歯をこぼした。近藤不在の守備陣を統率しフル出場。クロスの軌道を頭で変え追加点も呼び込み、攻守で最高に輝いた。

 自分の出場機会がない中で千葉は失速を続けた。それでも、「声を掛け合い戦うのがチーム」と背番号5。一人ベンチの前に立って声を枯らすなど、チームのために必死だった。

 残り2試合。33歳のベテランが、冷たい雨に打たれながら誓った。「今年はサポーターが納得した結果じゃない。来季も応援したいと思えるよう、気持ちよく終わりたい」。こういう男の存在が、必ずジェフの未来を変えてくれるはずだ。

◆10試合ぶり先発 佐藤優

 千葉のGK佐藤優が8月25日の東京V戦以来10試合ぶりに先発出場した。年下の大野にレギュラーを奪われていたが、「いつチャンスが来てもいいよう準備をしていた」と奮起。ペナルティーエリア外へ突進し何度も頭でクリアするなど、無失点に貢献した。

 同級生で同じ市船橋高出身の増嶋が先制点を決め、「マス(増嶋)とサブ組でずっと練習していたので」と気合いが入った。体を張って存在感を示した32歳は「勝たせてくれたみんなに感謝したい」。心地よさそうに汗を拭った。