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ちばの選挙

鈴木大地氏「不出馬」伝える 自民の新規擁立は難航必至 県連幹部30日に経緯説明へ 【’21知事選】

鈴木大地氏
鈴木大地氏

 来年春の千葉県知事選で、森田健作知事(70)の4期目不出馬を前提に、自民党県連が進めた擁立が困難になった鈴木大地前スポーツ庁長官(53)本人が、立候補を見送る意向を県連幹部に伝えたことが29日、関係者への取材で分かった。擁立の可能性は消えた。県連幹部は、30日の所属国会議員団会議で経緯を報告した上で、新たな候補者擁立への仕切り直しを目指す見込みだが、難航は必至。近く出馬を正式表明する熊谷俊人・千葉市長(42)に対抗できるとして知名度のある鈴木氏を優先してきただけに手詰まり感も広がる。

 鈴木氏と関係が深い東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が28日、自民党千葉県連会長の渡辺博道衆院議員と面会して鈴木氏の出馬に反対する考えを伝達し、擁立が困難な情勢になっていた。

 自民県連は30日に所属国会議員(全18人)の会議を東京都内で開く。県連幹部は当初、ここで鈴木氏擁立の合意を取り付けて正式な出馬要請に向かう節目にしたい考えだったが、急転して擁立自体が消え、今回の事態や経緯をまずは報告する場となる。出席者から詳しい説明を求められることになりそうだ。「根回し不足だったのでは」との指摘や責任論も出ており、新たな候補者擁立を目指す話に進むのかすら不透明だ。

 県連会長経験者の一人は29日の取材に「(渡辺会長から)報告を聞きたい」とした。県連幹部は29日に対応を協議したもようだ。

 鈴木氏擁立方針を前提にまとまって対応し、国会議員団の決定に従う必要性を22日の議員総会で確認していた県連所属県議からも「想定していなかった事態」と困惑の声が上がった。

 県連関係者は森田知事の不出馬を前提に、水面下で鈴木氏を含む複数の人物をリストアップしていたが、途中から鈴木氏に絞って白羽の矢を立てていただけに「今さら、他の人に打診はできないのではないか」との受け止めも多い。「いっそ国会議員の中から」との声も出そうだ。

 候補者選びが白紙となり、擁立断念や自主投票も想定される事態。それでもベテラン県議は「県連として候補者は立てないといけない」と意地。熊谷氏を推す構えは党内では石井準一参院議員ら一部にとどまる。

 公明党県本部幹部によると、自民県連から鈴木氏不出馬を巡る報告はまだないという。


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