ちばの選挙

自民2議席死守 石井氏連続トップ 立民長浜氏2位 共産浅野氏及ばず 【ちば参院選2019】

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当選確実となり、花束を手に笑顔を見せる長浜氏=21日午後8時20分ごろ、千葉市中央区
当選確実となり、花束を手に笑顔を見せる長浜氏=21日午後8時20分ごろ、千葉市中央区
当選を確実にして万歳三唱する石井氏(中央)=21日午後8時10分ごろ、千葉市中央区
当選を確実にして万歳三唱する石井氏(中央)=21日午後8時10分ごろ、千葉市中央区

 第25回参院選は21日、投開票され、6人が立候補した千葉選挙区(改選数3)は、自民党現職の石井準一氏(61)、立憲民主党現職の長浜博行氏(60)、自民党現職の豊田俊郎氏(66)が当選した。石井氏と長浜氏は3回目、豊田氏は2回目の当選。自民は連立政権を組む公明党の支援も受けて2013年、16年に続く2議席を死守した。石井氏は2回連続のトップ。共産党新人の浅野史子氏(48)は追い上げたが、届かず。同選挙区の投票率は45・30%で、前回16年(52・02%)を6・72ポイント下回った。

 1年9カ月ぶりの国政選挙。6年半続く第2次安倍政権の評価が最大の争点となる中、安倍晋三首相や菅義偉官房長官が何度も千葉入りした与党陣営は面目を保ち、一定の信任を受けた。ただ、老後資金報告書問題で再燃した年金制度や10月の消費増税への不安を背景に野党陣営も健闘した。

 石井氏は、予算委員会筆頭理事などの要職を務め、予算や法案審議で調整力を発揮した手腕を強調。訪日観光客の消費を広げるための道路網整備にも力点を置き、保守層や各種業界団体から安定した支持を受けた。

 長浜氏は、旧民主党勢力の事実上の統一候補。直前まで所属した国民民主党の支持も取り付け、社民党や労組連合千葉、野田佳彦前首相も支援。政権の情報開示不足を突き「非自民・非共産」の受け皿になった。

 豊田氏は、県議らの支援を受け、13年に続いて党2議席目を確保する至上命令を達成。派閥長の麻生太郎副総理や甘利明党選対委員長が直接テコ入れし、最後は安倍首相も駆け付けて逃げ切った。市長経験や注力する土地問題を説いた。

 浅野氏は「唯一の女性候補」と強調し、女性や無党派層に照準。富裕層の応分負担による「減らない年金」実現や消費増税中止も掲げ、志位和夫党委員長と二人三脚で当選圏に迫ったが、悲願の初議席を逃した。

 「安楽死制度を考える会」新人の門田正則氏(72)と、「NHKから国民を守る党」新人の平塚正幸氏(37)は支持が広がらず。

 千葉県内関係者も出馬した比例区でも開票が続いた。

◆当選者の顔ぶれ

石井準一61自民現(3)(公) 参院予算委筆頭理事、党副幹事長、党選対委員長代理(元)参院予算委員長、県議、衆院議員秘書。長生高卒。

長浜博行60立民現(3) 参院財政金融委員(元)環境相、内閣官房副長官、厚生労働副大臣、衆院議員、参院議員秘書。 早大卒。

豊田俊郎66自民現(2)(公) 参院決算委理事、参院内閣委員、党政調副会長(元)内閣府大臣政務官、八千代市長、県議。中央工学校卒。

(公)は公明党推薦