ちばの選挙

数え直しで5票増減 市選管判断誤差小さく 昨年確定票回答へ 市川市長選・市議補選

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市川市長選・市議補選の票を数え直す市職員=29日午後1時15分ごろ、市川市の国府台市民体育館

 出馬した5人がいずれも法定得票数に届かず再選挙となった昨年11月の市川市長選で、異議申し出があった市長選と市議補選の票の数え直しが29日、同市の国府台市民体育館で行われ、市長選で3票、市議補選で2票の増減があった。1票は市長選で別の候補に票がカウントされるミスで、残りは無効票の判定変更。市選挙管理委員会は大きな誤差ではないことから、2月中にも昨年11月時点の票を確定票とした決定書を異議申出人に回答する方針。

 数え直しは午後1時から始まり、市職員108人が両選挙の全票約24万2千票を確認。同4時に終了した。市選管によると、数え直しの結果、市長選の票で別の候補に票がカウントされるミスが1件見つかった。また、4票については無効票の判定を見直した。

 市選管は、大きな誤差でないことから、昨年11月時点の票を確定票とするとした。佐々木和夫・市選管委員長は「誤差が出たのは申し訳なく、原因を究明し、対策を検討したい」とした上で「結果は昨年11月とほぼ同様。異議申出人に対してきちんと説明したい」と述べた。

 市選管は2月中をめどに、数え直しの結果や、昨年11月の開票作業に従事した職員への聞き取り調査などをまとめた決定書を異議申出人に文書で回答する予定。回答後21日以内に千葉県選管へ異議申し立てがなければ50日以内に再選挙を行う。異議が出なかった場合、4月中に再選挙が実施される見通しだ。

 両選挙をめぐっては、市議補選で落選した元市議ら2人が開票経過に不可解な点があったなどとして、両選挙の無効を求めて異議を申し出た。

 数え直しに立ち会った元市議は結果を受け、「決定書を見て判断したい」と話した。