AsiaNet 201339 (0340)
【三亜(中国)2025年12月24日新華社=共同通信JBN】12月18日、18Kゴールド海水パールジュエリーを含むHainan Heren Pearl Co., Ltd.製の加工・付加価値品がまとめられた貨物が三亜から広州へと運ばれました。これはHainan Free Trade Port (海南自由貿易港、FTP)の封関運営に伴う免税処理と付加価値業務の最初の出荷となるものでした。
三亜市党委員会宣伝部(Publicity Department of Sanya Municipal Party Committee)は、この宝飾品の一群は、FTPの「一線開放、二線管理」方式の輸出入管理システムを活用していると述べました。原材料は海外から輸入され、デザイン、ワックス3Dプリンティング、セッティング、ポリッシングなどの高付加価値化はすべて地元で行われました。このことは、完成品が免税による国内販売のための付加価値基準に合致していることを保証しています。
Heren Pearlの副ゼネラルマネジャー、Yang Dan氏は「FTPの有利な政策のおかげで、これまで税関の輸入段階で51.92%だった総合税率が25.56%へと引き下げられ、当社の生産コストが大幅に軽減されました」と話しました。同氏はさらに、関税引き下げによる節約によって、顧客に恩恵がもたらされることになる競争力の高い小売価格が可能になるだけでなく、当社は研究開発への投資を増やすことが可能になり、産業の変革を推進することになりますと付け加えました。
近年、三亜市党委員会宣伝部は海南FTPのゼロ関税と低税率政策を活用することにより、三亜は金・宝飾品産業の発展を積極的に促進してきたと述べました。Zijin Sanya Gold and Jewelry Industrial Park(紫金三亜金宝飾品工業団地)、 Heren Gold and Jewelry Industrial Park(ヘレン金宝飾品工業団地)、Sanya Jingu Jewelry Industrial Park(三亜ジング宝飾品工業団地)などの工業団地の設立により、China Gold Jewelry、Zhaojin Group、Chow Taiseng、Chow Tai Fookといった企業が進出しました。その結果、産業クラスター効果は徐々に明白となり、原材料の輸入、不純物除去、加工、展示、販売に及ぶフルチェーンの産業エコシステムが形成されています。
政策によるインセンティブ措置は、三亜における加工貿易分野を絶えず活気づけてきました。三亜市の各部局の担当者は、今年初め以来、三亜税関は9838件の新規申告単位を登録し、前年比40.34%の増加となったと報告しました。同市におけるゼロ関税による輸入品額は6億5000万元に上り、企業への税軽減額は約1億5000万元となりました。このことにより運用コストが効果的に引き下げられ、市場での競争力が強化されました。さらに、2つの企業が付加価値国内販売において30%の免税政策を採用し、地元の加工貿易産業に新たな勢いを注入しました。
ソース: The Publicity Department of Sanya Municipal Party Committee


