【マリー・アントワネットは笑う】(4) 作・千楓

画・芝 章一
画・芝 章一

 そんな調子のいいことを考えていた私が再び断頭台の露と消えたフランス王妃に想いを馳せたのは、わずか数日後のことだった。

「今日のだし巻き、形が曲がってるね」

 タイマーで炊いた白米を茶碗によそっていると、 ・・・

【残り 894文字】



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