【うずしお高校浄瑠璃部】(189) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(二十七)

 道の両側は見渡す限りの玉ねぎ畑だった。風の形を伝えるように、無数の玉ねぎの葉が緑のうねりとなって揺れていた。陽射しは強く、気温も高かったが、絶 ・・・

【残り 781文字、写真 1 枚】



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