2026年1月23日 17:18 | 無料公開

銚子マリーナの沖合約800メートルで潮を吹くザトウクジラ(左)=23日午前10時25分ごろ、銚子市(船上から撮影)
銚子市沿岸から1~2キロほどの沖合でザトウクジラが連日目撃されている。潮を噴き上げる様子が陸上から肉眼で見ることができ、28年前から銚子沖でイルカ・クジラウオッチング船を運航する銚子海洋研究所の宮内幸雄所長(69)は「これほど陸に近い浅い海で見られるのは初めてだ」と驚いている。
宮内所長によると、7年ぐらい前から10~20キロ沖合でザトウクジラが見られるようになり、今回は餌のイワシを追って沿岸近くに現れたと考えられる。今月13日から毎日、散歩途中の人や漁業者らから「クジラが近くで見える」などの目撃情報が寄せられ、自宅窓から見た外川地区の住民もいたという。
3頭いたとの情報もあり、研究所が船を出して探索したところ、体長約10メートルの若い個体とみられる1頭を確認した。23日午前には銚子マリーナから沖合800メートル、水深7~8メートルほどの海域で、黒い体を海面にのぞかせ、繰り返し潮を吹くクジラの姿があった。
研究所には昨夏ごろから断続的にクジラ目撃情報があり、10月には犬吠埼灯台の上から見たと話す観光客もいた。ザトウクジラは季節ごとに長距離を回遊するが、宮内所長は数カ月にわたって目撃されていることから「餌のある銚子沖に1年中とどまっている可能性もある」と話している。
(伊藤義治)




