バリアフリー推進者を表彰 最優秀は宇都宮路面電車

 政府は24日、2025年度のバリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式を首相官邸で開いた。最優秀の内閣総理大臣表彰は、栃木県内で次世代型路面電車(LRT)を運行する「宇都宮ライトレール」(宇都宮市)などに贈られた。LRTは視覚障害者の意見を聞き取り、点字ブロックの配置改善などを実現した。

 高市早苗首相は「心のバリアフリー推進を着実に進め、真の共生社会の実現に向けて力を尽くしていく」と強調した。

 この他、筋ジストロフィーを患いながら障害者の国際舞台芸術コンクールを主催した貝谷嘉洋さん、無人駅での乗降介助業務に当たる社会福祉法人「ながよ光彩会」(長崎県)も受賞した。


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