ハチクマ 房総丘陵で繁殖確認 成田篤彦 【房総の草木虫魚】(456)

カエルをつかむハチクマ タカ目タカ科 全長オス約57センチ、メス約61センチ。ヨーロッパから極東地域で繁殖する。国内では主に近畿以北の本州から北海道で繁殖し、東南アジアで越冬する。県選定重要保護生物=2009年6月3日、 房総丘陵(筆者撮影)
カエルをつかむハチクマ タカ目タカ科 全長オス約57センチ、メス約61センチ。ヨーロッパから極東地域で繁殖する。国内では主に近畿以北の本州から北海道で繁殖し、東南アジアで越冬する。県選定重要保護生物=2009年6月3日、 房総丘陵(筆者撮影)
ハチクマの飛来地=2013年7月6日、房総台地(筆者撮影)
ハチクマの飛来地=2013年7月6日、房総台地(筆者撮影)

 キィ、キィ、キィ、キィ、キィッ、キィッ…と甲高い連続したカイツブリの鳴き声がこだまする。鳴き声がやむとあたりはシーンと静まりかえる。

 ここは、梅雨明け間近の台地の奥深い谷津の堰(せき)。この堰は毎年、冬に水を抜くので、カイツブリは繁殖しないと思っていた。しかし、二つがい繁殖 ・・・

【残り 1232文字】



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