政府が随意契約で放出する備蓄米の店頭価格について、5キロ当たり2千円台前半と想定して売り渡しを検討していることが23日、分かった。計30万トンを放出する方向だ。小泉進次郎農相は閣議後記者会見で「2千円台で店頭に並ぶ形で出していく」と表明。6月初旬にも店頭に並ぶとの見通しを示した。週明けにも随意契約の手続きを始め、スーパーなど小売業者を含め直接売り渡す。割安な備蓄米を全国に幅広く流通させるためインターネット販売も模索する。
石破政権はブランド米も含めたコメ全体の店頭価格を早期に3千円台に引き下げたい考えだ。備蓄米は量が限られるといった課題もあり、コメ全体の値下がりを実現できるかどうかが注目される。
直近の今月5〜11日にスーパーで販売されたコメの平均価格(5キロ当たり)は4268円だった。昨年前半までは2千円台で推移していた。政府は随意契約で60キロ当たり1万円程度で備蓄米を事業者に売り出すことを検討。経費などを含めても店頭価格が5キロ当たり2千円台前半に収まるようにする。