AIが初勝利、ナス収穫の予想 高知、研究員と3度目対決

AIを開発した崔鐘文さん(左)と高知県農業技術センターの研究員=27日午後、高知県南国市

 ナスの収穫量を予測する人工知能(AI)の精度を上げようと、27日、高知県農業技術センターで、同センター研究員とAIのどちらの予想が実際の収穫果数に近いかを比べる対決イベントが開かれた。3月と5月に続く3回目の今回、初めてAIが実測値に近い予想を出し研究員に勝った。落花数を学習させて精度を高めたという。

 イベントは、同センターで育てているナス4株の2週間後の収穫果数をAIと研究員が予想し、実測値と比較した。東京大の研究室が昨年秋に開発したAIは2016年9月からのハウス内の温度や湿度、ナスの花数や実数などのデータを学習。研究員は3年間の栽培経験で予測した。


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